体内時計と概日リズムと太陽と月その1【日野市 整骨院】
皆様 おはようございます!
日野市にある多摩平バランス整骨院の野原です
今日は「体内時計と概日リズムと太陽と月」
の関係性についてその1です。
概日(がいじつ)リズム
人間の体の機能は1日約24時間のサイクルで成り立っている
私たちの生活は24時間を1日とした単位で成り立っています。
日が昇り始めると起きて活動を始め、日没の数時間後には眠りにつきます。
社会生活が多様化した現代では、日の落ちた時間に働いて、日の出ている時間に睡眠をとる人もいるが、 昔から人間は太陽のリズムに合わせて生活してきたのです。
つまり、意識するしないは別にして、地球の自転周期である23時間56分4秒、約24時間の生活リズムのもとで 人間は暮らしてきたのです。これは基本的に現在も変わらない。
ところが、1960年代前半にドイツの生理学者J・アショフの行った実験によって、人間には24時間の生活リズムとは 別の内在リズムがあるらしいことがわかったのです。
実験で、地下壕に被験者をおき、温度や湿度を常に一定条件に保ち、照明のオンとオフは自由裁量とし、 一般の社会生活および太陽光と隔絶した中で自由に生活すると、人は約24時間のリズムで寝起きすることが分かったのです。
さらに、この事実を証明するような実験がアメリカのE・ワイツマンによっても行われました。
防音を施し、窓も時計もないニューヨークのアパートの一室で、20~80歳の被験者に自由に生活させた結果、 彼らの就床時刻は毎日1時間ずつ遅れ始め、12日後には昼の12時に眠りにつき、夜の8時に起きるという昼夜逆転現象が起きてしまったといいます。
その後、アメリカの生理学者F・ハルバーグは、この人間に内在する時間の周期(24±5時間)を
『概日リズム(サーカディアンリズム)』
と名付けたのです。
★概日リズム(サーカディアンリズム)
★ 人間は太陽のリズムに合わせて生活している
★サーカディアンリズムは24±5時間
概日リズムに多大な影響を与える太陽リズム
地球の自転周期にともなう太陽リズムや、一般的な社会生活を送るうえで身についた生活リズム以外に、 私たち人間には内在する概日リズムがあることは説明したましたが、 このリズムは私たち人間だけではなく霊長類を含む各種の哺乳類にも、その存在が認められています。
さらには、ほとんどの生物が内在するリズムを有しているのです。ただし、その周期は20時間から28時間までと 範囲が広い。そのため”日周(にっしゅう)リズム”ではなく、”概日リズム”と呼ばれているのです。
また、昼行性の動物と夜行性の動物を暗闇の中で生活させる実験を行ったところ、昼行性の動物の場合は1日の周期が24時間よりも長くなる傾向があり、 夜行性の動物は周期が短くなることも分かりました。逆に昼行性の動物と夜行性の動物を常に明るい照明の下で生活させる実験では、 昼行性の動物は周期が短くなり、夜行性の動物では周期が長くなるという結果が出ました。
このことから、内在する概日リズムを持ちながらも、私たち人間を含む多くの哺乳類は太陽のリズムに多大な影響を受けながら 生活していることが分かるのです。
ところが現代では夜になっても街には明かりが煌々と輝き、24時間スタイルの不規則な生活が横行している。 これが概日リズムを狂わせ、睡眠障害をもたらす一因ともなっているのです。
概日リズムと太陽のリズム(24時間)が同調できなくなったために起こる睡眠障害を「概日リズム睡眠障害」と呼びます。
★太陽リズムと概日リズム
★ 人間に内在する概日リズムは約24時間±5時間
★ 人間は生物時計を、24時間周期の太陽リズムに同調させる
★毎日、生物時計をリセットしている。
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